地獄の蟲


歌:桑原野人
作詞:なかにし礼
作曲:すぎやまこういち


1、この世の 花という花を
俺のこの手で 散らしたいほどに
恋人よ 生きてゆくことの悲しみは深いのさ
世界もなくなってほしい
俺の命がほろびる時には
この思い嘲笑うように 何一つかわらない
朝は朝らしく 夜は夜らしく
陽が昇り 陽が沈む
それだけのこと


2、恨みを こめて青空に
ツバを吐いても空は汚れない
恋人よ 人のふれあいのむなしさもこうなのか
何かに追われるみたいに
生きて愛して そして死んでゆく
そうなのさ みんな消えてゆく何一つ残らない
空の雲は行く 川の水は行く
旅人は 道をゆく
それだけのこと





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