家の唄


歌:草笛光子
作詞:千家和也
作曲:すぎやまこういち


1、燃えるいろり端で 眠むたい眼をこすり
昔の話に 胸おどらせた
酒好きの父さんは 鉄砲傷見せて
戦さはこりごりと つぶやいてた

2、ランプの灯が揺れて 針の穴が見えぬ
ズボンのつぎあて 難かしかろうて
やさしい母さんは まばたきをしては
悪さはするなよと 何度も言った


3、柿の実が色づく 十月のある朝
お馬に揺られて 花嫁御寮
きれいだった姉さんは 泣き顔を隠し
遊びにおいでなと 他人言葉

4、通信簿を抱いて 帰る道は長い
『勉強すれば』は もうあとのまつり
生意気な弟は 後からのぞき
自分と見くらべて 逃げていった





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