このファンファーレのメロディはまさにすぎやま節といえる。この節は、他にドラクエ6のエンディング、ドラクエ4のコロシアム、半熟英雄などなどいろんな曲に使われている。
ザ・ピーナッツ「愛しい人にさよならを」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
1969年シングル
「悲しきタンゴ」(作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:宮川泰)
のB面曲。マーチ、ファンファーレ風な曲。
三善英史「雨降り花」(作詞:及川恒平 作曲:すぎやまこういち 編曲:近藤進)
1975年アルバム“白い想い出”内の曲。所々に出てくる笛の部分がいかにもすぎやま節。
あべ静江「モジリアニの少女」(作詞:喜多条忠 作・編曲:すぎやまこういち)
1974年12月シングル「生まれたままの姿で」(大野克夫作曲)のB面曲。イントロが「朝市の町から」の終結部分と同じ。
ガロ「水車は唄うけど」(作詞:山上路夫 作曲:すぎやまこういち 編曲:大野克夫)
イントロのメロディが途中から本メロディに重なってくるアレンジがされている。
ザ・タイガース「光ある世界」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
短調の曲だが、歌の終わりがラで終わらずに半音下がったソ♯で終わる。
堀内美紀「或る朝のわかれ」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
1972年12月シングル「フォローミー」のB面曲。イントロでは「薔薇の乙女」と同じパターンの部分もある。
スターコマンド「銀河よ永遠なれ」
☆ドラゴンクエスト2「果てしなき世界(3人フィールド)」
この曲の冒頭、ラシ♭ ラシ♭ ド〜、のこの反復パターンメロディはいろんな曲に使われている。例えば、ドラクエ7の過去のフィールドや、ドラクエ9の箱舟に乗って、祈りの詩なんかに出てくる。
森山良子「悲しみの朝」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
イントロ、歌とこの反復メロディが連続で出てくる。。
森山良子「帰らない季節」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
1974年のニュー・オリジナルアルバム“ある日の午後”内の作品。
KI・SU・KO-D「Once upon a time in MAMBO」(作詞:荒木とよひさ 作曲:すぎやまこういち 編曲:川村栄二)
よくわからない歌手だが、どうやら夜のヒットスタジオのバックダンサーから派生した女性3人ユニットのようだ。それが1987年に出したシングルのB面曲。サビメロに入る前の伴奏が「アリゲーター・マーチ」に出てくる節と同じ節。
山崎朗「明日への出発」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
あしたへの出発と読む。山崎朗は、大学で音楽活動中に、YTV番組の全日本歌謡選手権で優勝した。その時の審査員すぎやまこういちに認められ、淡谷のり子のもとでレッスンを受け、本格的に歌の勉強に入った。その間にNHKのオーディションに合格して、このシングルでデビュー。
堀内美紀「愛の矢は放たれた」(作詞:千家和也 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
堀内美紀は宝塚歌劇団出身。シングルにはすぎやまこういち作曲が多い。カラオケブームのきっかけになったと言われたラジオ番組「サウンドインナウ」にすぎやまこういちといっしょに出演していた。
雪村いづみ「最後の晩餐」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
1972年の第一回東京音楽祭で、日本ポピュラー大賞と世界ポピュラー大賞を受賞した「私は泣かない」のB面曲。
チャープス「水色の午後」(作詞:片桐和子 作・編曲:すぎやまこういち)
3姉妹のコーラスグループであるチャープスの1973年11月のシングル。
ザ・ピーナッツ「お別れですあなた」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
悲しい曲ではあるが長調というパターン。間奏や終奏部分は、「コスモスに君と」のイントロをほうふつとさせる。
みずまさつき「朝市の町から」(作詞:喜多条忠 作・編曲:すぎやまこういち)
終奏の部分が、「モジリアニの少女」のイントロに出てくる部分と同じ。
伝説巨神イデオン「胎生」
☆ドラゴンクエスト4「勇者の故郷」
この曲はザ・タイガースの曲をほうふつとさせる。
「花の首飾り」(補作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
と雰囲気が似ているし、
「モナリザの微笑」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
とも節が似ている。
ザ・ピーナッツ「恋のロンド」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:宮川泰)
タイトルのロンドという音楽形式は使われていない。それは「恋のフーガ」と同じパターン。
☆ドラゴンクエスト6「哀しみの時(レクイエム)」
この曲全体、半熟英雄の哀しい音楽とよく似ている。それに曲の冒頭は、
ザ・ピーナッツ「哀愁のヴァレンティーノ」(作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:宮川泰)
の歌の冒頭とよく似ている。
☆ドラゴンクエスト7「パラダイス(カジノ)」
ビッグバンドジャズの要素が入っている曲で、
田原俊彦「空飛ぶ絨緞」(作詞:岩谷時子 作・編曲:すぎやまこういち)
のエンディング部分に同じ節が出てくる。この曲はアルバム“メルヘン”に収録されている。
☆A線上のアリア
ドラクエ2の王城は、バッハの「G線上のアリア」に対して「A線上のアリア」といったメロディ、というすぎやま談がファミコン版のサントラCDの解説に書いてある。ドラクエ5の天空城や1980年に放送されたTBS系ドラマ“元気です”挿入曲「愛のテーマ」もそういう曲調だ。
☆ガロ「学生街の喫茶店」(作詞:山上路夫 作曲:すぎやまこういち 編曲:大野克夫)
歌の冒頭の、♪きみとよくこのみせに♪のタッタララッタ、タッタララッタというバロック音楽風な節はまさにすぎやま節。何故か同じく
ガロ「君の誕生日」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
の間奏部分にも入っている。これに似たような節は、いろんな曲のメロディや伴奏に使われている。ドラクエ1のラダトーム城の後半部分はまさにこのメロディ。
森山良子「風車」(作詞:岡田冨美子 作・編曲:すぎやまこういち)
労音ミュージカル“青春の歯車”の曲。森山良子のアルバムに収録されている。イントロから強烈にラダトーム城のメロディ。
高野るい「愛をこめてさようなら」(作詞:山田孝雄 作・編曲:すぎやまこういち)
この曲よほどのお気に入りなのか、沢たまきシングル「ラストテーマ」、ヒデとロザンナのアルバム内「地の果てまでも」で異名同曲として使われている。
「ロストラブ」(作・編曲:すぎやまこういち)
TBSラジオで深夜に放送された、中村メイコ相手に若者たちが愛と性の体験を語る番組“わたしのロストラヴ”のテーマ曲。歌詞はなく伊集加代子がダバダバのスキャットで歌う。
橋幸夫「加奈子の雨」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
1972年のアルバム“何処へ”の中の曲。このアルバムは、ほとんどが有名売れっ子という12人の作詞家と12人の作曲家がそれぞれ1曲ずつ書き下ろした計12曲という作品群。
日高のり子「初恋サンシャイン」(作詞:岡田冨美子 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
日高のり子のアイドル時代のシングル。仁尾太陽博のイメージソング。
山本博秋「枯葉の少女」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
歌っている山本博秋については詳細不明。タイトルの枯葉と、名前の秋はかけてあるのか。
アン・ルイス「約束したけれど」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
1973年のアルバム内の作品。「学生街の喫茶店」をほうふつとさせる部分がある。
朱里エイコ「難破船」(作詞:麻生香太郎 作・編曲:すぎやまこういち)
1974年のアルバム内の作品。朱里エイコは、いずみたく、すぎやまこういちに師事していた。けっこうすぎやまこういち作曲を歌っている。
加橋かつみ「黄昏」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
1982年のアルバム“FAR AWEY”内の曲。イントロ、エンディングのフーガはすぎやまこういちの真骨頂。
三善英史「薔薇の棘」(作詞:及川恒平 作曲:すぎやまこういち 編曲:近藤進)
1975年アルバム“白い想い出”内の曲。イントロがカノン形式のすぎやま節。
アイ高野「どうしたらYou&Me」(作詞:冬杜花代子 作曲:すぎやまこういち 編曲:矢野立美)
あろひろし原作“優&魅衣”のイメージアルバムに収録された曲。アイ高野は元カーナビーツ。イントロとエンディングは田原俊彦の「待ってておくれ」のイントロに似ている。
ザ・タイガース「雨のレクイエム」(作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち)
終奏が「モナリザの微笑」のモチーフが入ったフーガになっている。またその部分は、後のすぎやまこういちヒット曲集CD“君だけに愛を”の中の「モナリザの微笑」の終奏に登場する。
ザ・タイガース「白夜の騎士」(作詞:有川正子 補作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
間奏に出てくるバロックの部分がいかにもすぎやま節。
そのねのね「薔薇の乙女」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
そのねのねとは、原田伸郎と清水国明で結成されたあのねのねの別名。コミックソングでヒットしたあのねのねが、まとも路線でそのねのねとしてシングルを出した。これはそのシングル
「愛の調べ」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
のB面曲。
伝説巨神イデオン「星々たち」
☆バス音の進行
ザ・タイガース「落葉の物語」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
歌の冒頭のコード進行は、F→C→Dm→F7になっている。しかしバス進行は音の流れをより美しく自然にするため、F→E→D→Cとしている。コードネームで書くと、F→ConE→Dm→F7onC。
ヴィレッジシンガーズ「なぎさは遠かった」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
「裸足の恋」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
のB面曲。歌の冒頭のコード進行は、E♭→B♭→Cm→Gmだが、バス音の進行はE♭→D→C→B♭になっている。コードネームで書くとE♭→B♭onD→Cm→Gm onB♭となる。
ウッドペッカー「青春のかがやき」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
男2人女2人の混声グループ。1971年5月発売のシングル
「おもかげ」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
のB面曲。緊張感あるイントロからメジャー転換して歌メロに入るのがとても心地よい。さてこの歌の冒頭のコード進行は、B♭→F→B♭7→E♭→E♭m→B♭と進行している。それに対しバス音は、B♭→A→A♭→G→G♭→Fと半音順に下がっている。
宮城まり子「私を呼ぶのは誰」(作詞:有馬三恵子 作・編曲:すぎやまこういち)
まんが世界昔ばなしのオープニング。このイントロのコード進行は、A♭→E♭→A♭7→D♭→D♭m→A♭→B♭7と進行している。それに対しバス音は、A♭→G→G♭→F→E→E♭→Dと半音順に下がっている。
杉田かおる「赤ちゃん赤ちゃん」(作詞:千家和也 作曲:すぎやまこういち 編曲:クニ河内)
子役時代のレコード「なぜなぜなぜ」のB面。サビメロが「なぎさは遠かった」のサビメロに似ている。♪赤ちゃん赤ちゃん♪の2つ目の“ちゃん”と、♪夜ふかしはいけません♪の“いけません”は実際メロディではないセリフ的歌い方。さて、この歌メロ冒頭からのコード進行は、E♭→B♭→E♭7→A♭→A♭m→E♭と進行している。それに対しバス音は、E♭→D→D♭→C→B→B♭と半音順に下がっている。
アンジェラス「エリス・イン・ジャーマニー」
☆沖縄音階
ザ・タイガース「シーサイドバウンド」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
沖縄音階を使って最大の効果を出すことに成功した曲である。デビュー作の
「僕のマリー」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
に続く第二弾として何か人々にアピールするパンチの効いた曲はできないものか、と模索に模索を重ねて作られた曲である。歌の前半部分がドレミファソラシド音階の“レ”と“ラ”が使われてない沖縄音階になっている。
橋幸夫「つい誘われて(末摘花)」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
企画物のアルバム“源氏物語”内の曲。笙のハーモニー、インド音楽のシタール、ロックのリズムがとけあった沖縄音階のコミックソング。
☆アラビア音階
堀内美紀「恋の呪文」(作詞:世志凡太 作・編曲:すぎやまこういち)
アラビア音階が盛り込まれた曲。アラビア音階は、ドラクエ3のピラミッドで使われている音階。
☆スパニッシュ
ジミー時田「今夜は泣いてくれ」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1966年シングル「東京ぐらし」のB面曲。イントロの6小節目がドラクエ4のジプシーダンスをほうふつとさせる。
☆ペンタ・スケール
葉村エツコ「とめてくれるなおっかさん」(作詞:大日方俊子 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
歌の最後の♪とめてくれるなおっかさん♪の部分が、演歌でよく使われる音階になっている。一般的に言われる演歌の音階というのは、ドレミファソラシドでいうとドレミソラの5音でできあがっている音階。4番目と7番目が無いため、ヨナ抜き音階とも言われる。
榊原るみ「越後の四季」(作詞:清水堅三 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
歌メロがペンタスケールで構成されていて、素朴で日本的なニオイが出ている。途中4拍子に変わる所からの2小節だけは、短調のペンタスケールに部分転調している。
ザ・タイガース「忘れかけた子守唄」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
歌メロ冒頭の4小説がペンタスケールで素朴な味わいを出している。
草笛光子「家の唄」(作詞:千家和也 作曲:すぎやまこういち 編曲:青木望)
企画物のアルバム“光子の窓”内の曲。「忘れかけた子守唄」をほうふつとさせる素朴な感じのペンタスケール。
橋幸夫「母(桐壺)」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
企画物のアルバム“源氏物語”内の曲。理想の女性を母のイメージに求めつづけるフォーク調のメルヘン。
コント55号「世界は笑う」(作詞:岩城未知男 作・編曲:すぎやまこういち)
フジテレビ番組“世界は笑う”の主題歌。最初はGS調で、♪かよわい男〜の部分からペンタスケールの日本的なメロディに場面転換するのが特徴的な曲。歌詞にはドンストトンと記載されてるが、実際はドンストドンと歌っている。どちらが正しいかはわからない。
浜田光夫「京のなみだ川」(作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:川口真)
まさに京都のイメージの和楽調。歌メロ前半が、ラシドレミファソラ音階でいうラシドミファの5音で構成されている。サビメロなどでは、そこにレが加わった6音になっている。
ガンダーラ「ガンダーラへの路-仏陀の戦士-」
ガンダーラ「世俗」
赤川次郎の幽霊列車「商店街」
☆リバイバル
ヴィレッジシンガーズ「亜麻色の髪の乙女」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
事前にすぎやまこういちが車を運転している時に思い浮かんだという曲。伊東きよ子が歌う予定だったり、青山ミチの「風吹く丘で」でレコーディングされたがお蔵入りとなったりした。その後、1968年2月にヴィレッジシンガーズのシングルとして発売された。
城みちる「緑の館」(作詞:有馬三恵子 作・編曲:すぎやまこういち)
1974年8月シングル「星空への誓い」のB面曲。今や城みちるの姿も全然見ないが。ザ・タイガースの未発表曲「涙のシャポー」と異名同曲。イントロからドラクエ3の村をマイナー調にしたようなメロディ。
加橋かつみ「春のボート」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
1982年のアルバム“FAR AWEY”内の曲。ガロの未発表曲だった。歌詞が部分的に変更されて再登場した。まんが世界昔ばなしの「私を呼ぶのは誰」に出てくる節と同じ節がある。
加橋かつみ「Voice」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
これは2001年発売のアルバム“OJPC物語2001”に収録された曲。OJPC(オールディーズ・J・ポップス・クラブ)とは、グループサウンズ時代に活躍した面々で結成されたグループ。この曲は元ザ・タイガースの加橋かつみが歌っている。1993年のザ・タイガースマニアのCDシングル「涙のロマンス」と異名同曲。イントロからすぎやま節。そして歌の冒頭がまたすぎやま節で、
あいざき進也「愛の誕生日」(作詞:岡田冨美子 作・編曲:すぎやまこういち)
の歌の冒頭メロディもそのパターン。「愛の誕生日」は、1974年10月の作品で、オリコンヒットチャート最高18位のまずまずのヒット曲。
☆B面の王者
NAC「京都の青い空」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
1974年作品
「雨の土曜日」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
のB面曲。NAC(ナック)というグループ名はNew Acoustic Chorus Band(ニュー アコスティック コーラス バンド)の略。A面に比べてB面の方がすぎやま色が出ているパターン。
佐々木早苗「誰のせいでもないけれど」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:有明春樹)
「嵐の夜の愛」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:有明春樹)
のB面曲。歌冒頭に出てくる♪タタータター♪というメロディラインがモチーフとなって展開されている。
ジェミネス「約束したよ」(作詞:千家和也 作編曲:すぎやまこういち)
1972年のシングル「愛するハーモニー」(ニューシーカーズのヒット曲の日本語カヴァー)のB面曲。ジェミネスは幼い頃にブラジルで育った双子のデュオ。ブラジルらしくか、クイーカなどのパーカッションが使われている。
ザ・ピーナッツ「愛への祈り」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
「恋のロンド」のB面曲。すぎやまこういちらしいクラシカルな曲。間奏からの弦楽器の掛け合いが特徴的。2コーラス目の伴奏は「泣かずにいてね」のイントロに似ている。
王祥齢「はじめての別れ」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
「孤児マリー」のB面曲。B面のみがすぎやまこういち作曲のパターン。別れの曲なのに明るい曲調。歌メロに入る2小節前のセブンス(フラット5)→セブンスのコード進行は、風来のシレンの「化物小屋」にも出てくる。
森山良子「希望のふるさと」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
「悲しみの朝」のB面曲。大都リッチランドのCM曲として使われていた。
橋幸夫「虹のレークタウン」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1968年6月シングル「雨のロマン」のB面曲。A面クラシカル、B面GS調というパターン。当時の両面すぎやま作曲にはよくそのパターンがあった。
チャープス「涙のトンネル」(作詞:片桐和子 作・編曲:すぎやまこういち)
1973年7月のシングル「恋人になりたい」のB面。エンディング部分のチャープスのコーラスがまるで汽笛の音に聞こえてくる。
片桐哲也「想い出の庭」(作詞:植田芳暁 作・編曲:すぎやまこういち)
「愛の贈りもの」(外国曲の日本語カヴァー)のB面。「帰ってきたウルトラマン」のイントロに出てくるバス音と同じバス音が出てくる。片桐哲也はヤング720に出演していた。
まがじん「名前のない汽車」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
1974年5月シングル「日曜日を探して」のB面曲。B面のみがすぎやまこういち作曲のパターン。歌の終結のあとの伴奏に出てくる16分音符の同音連打がすぎやま節。
矢吹健「島と海と花たち」(作詞:有馬三恵子 作・編曲:すぎやまこういち)
「南の国の物語」のB面曲。♪俺達がまた・・・の部分の伴奏の、タ・タ・タ・タッ、タ・タ・タ・タッ、は、ウイングマンスペシャルの「夏の海の思い出」にも出ている。
マリーネ・ミッシェル「愛の儀式」(作詞:やおいやすこ 作・編曲:すぎやまこういち)
「お兄さまだと思ってた」のB面曲。バグパイプが使われたにぎやかな曲。
キャッシー「あたりまえのこと」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
「ヴィーナス」(ショッキング・ブルーのヒット曲のカヴァー)のB面曲。黛ジュンの「裸足の妖精」と異名同曲。しかしアレンジに違いがあり、黛版には無いメロディ部分もある。
杉山美奈子「ファッションモデル」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
「雨のハーバーライト」のB面。変わった題材の歌謡曲。イントロの8小節目あたりはいかにもすぎやま節。
黒沢年男「君と離れても」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:大西修)
「海の子守歌」のB面。サビが「ちぎれた涙」に似ている。
男と女「愛は道化芝居」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
ロストラブのB面曲。男と女は、秀勇樹、朝浩太郎、伊集加代子、藤村道子、福田まゆみで構成されたグループ。
ガロ「二人だけの昼下がり」(作詞:山上路夫 作曲:すぎやまこういち 編曲:大野克夫)
1973年8月シングル「ロマンス」のB面曲。B面のみがすぎやまこういち作曲のパターン。1コーラス目のメロディが、2コーラス目にはサブメロディとなるアレンジ。
葉村エツコ「つまんない!」(作詞:尾中美千絵 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
1967年のシングル、B面のみがすぎやまこういち作曲のパターン。年代的にGS調といった感じ。
吉永小百合「真夜中のあなた」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
「坂道のクラブ」のB面曲。最初の部分のメロディラインが「夕陽のはてに」の歌メロ冒頭部分に似ている。
ナナとおさみ「サマー・アフタヌーン」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
ナナは木の実ナナ、おさみは飯野おさみ。「最高なのさ」のB面曲。ワルツを踊るという歌詞の後にワルツの伴奏を入れるというシャレた部分があったりする。
岸洋子「太陽で灼いて」(作詞:岩谷時子 作曲:すぎやまこういち 編曲:森岡賢一郎)
シャンソン歌手として活躍した岸洋子の1968年シングル「酔いしれて」のB面曲。B面のみがすぎやまこういち作曲のパターン。
堀内美紀「別れてそして」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
1972年9月のシングル「愛の矢は放たれた」のB面曲。♪ルルルー・・・♪の部分のメロディが印象的な曲。
堀内美紀「可愛い女ひとり」(作詞:森尚明 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
「さらば恋の日」のB面曲。おだやかな堀内美紀ヴァージョン。
堀内美紀「だから言わないで」(作詞:岩谷時子 作曲:すぎやまこういち 編曲:森岡賢一郎)
1968年のシングル「私が好きなら」のB面曲。B面のみがすぎやまこういち作曲のパターン。歌冒頭からのメロディパターンが続くのが印象的。またその部分を堀内美紀がかよわい声で歌っていて、曲調が変わるサビメロからはパワフルな歌声へ切り替えている。
森田健作「若者は青い鳥」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:有明春樹)
「花びらの青春」のB面曲。A面とは逆に悲しい曲調。後半からは若干ビートが効いてくる。
坂本九「大人だからサヨナラ」(作詞:岩谷時子 作・編曲:すぎやまこういち)
「おねがいです」のB面曲。悲しげなシチュエーションだが、長調でまとめた曲。
加藤登紀子「遊びつかれて」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
「愛のデュエット」のB面曲。「青春のかがやき」に似たイントロから緊張感のある曲調が続いていく。
ダーク・ダックス「時計のきざむ夜」(作詞:桜井陽子 作・編曲:すぎやまこういち)
1965年のシングル「ふるさとの歌」のB面曲。B面のみがすぎやまこういち作曲のパターン。古めの歌謡曲作品。ダーク・ダックスのコーラスを生かした曲。
フォーリーブス「緑の河」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
「恋するジャック」のB面曲。フォーリーブスの曲の中ではあまりないフォーク調で、なつかしい感じのする曲。
鍵山珠理「星空の恋」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
鍵山珠理というハーフの女性の1968年6月に出たデビューシングル「涙は春に」(筒美京平作曲)のB面曲。1950年代の外国映画の挿入歌を思わせる格調高い作品。
☆GS
ザ・タイガース「君だけに愛を」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
「君だけに 君だけに 教えよう 不思議な」という部分のメロディは、ほとんど同じ音で同じリズムだが、コードが変化することによって歌を成り立たせている。さらに、その同じメロディの繰り返しの前に、スローテンポのバラードのイントロを入れることによって、「君だけに」に入った時にショッキングな効果を出している。そして今度はその繰り返しメロディの後、「だから一度だけ」に入った時に、サッと変化をつけて、ハッとした気分を持たせている。
ザ・タイガース「銀河のロマンス」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
歌前半は、「銀河にうかべた」のリズムパターンのモチーフが繰り返され、「夢のふるさと」で少し変型して収めている。そして、サビの「シルビー マイ ラブ」でマイナーからメジャーへ変わり、モチーフのパターンも変わる。モチーフが変わった新鮮さと、マイナーからメジャーに変わった新鮮さの2つの変化が相乗効果となっている。
ザ・タイガース「夢のファンタジア」(原作詞:松島由美子 補作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:村井邦彦)
明治製菓の懸賞レコードで募集歌。イントロのメロディがアレフガルトと音の並びが同じで、「帰らない夏」の歌冒頭と似ている。
ザ・カーナビーツ「泣かずにいてね」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1968年2月シングル。クラシカル調のムードコーラスで、B面の方がGS調というパターンのシングル。
ヴィレッジシンガーズ「落葉とくちづけ」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1968年11月ソニー移籍後の初シングル。同タイトルの映画も出た。
ヴィレッジシンガーズ「しあわせ色の瞳」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
「落葉とくちづけ」のB面曲。こちらの方が断然にGS調。
☆カルトGS
レオ・ビーツ「恋に生きる」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
1967年11月の1枚目シングル「霧の中のマリアンヌ」のB面。マカロニ・ウエスタン調の曲。レオ・ビーツの中では1番GS調。
レオ・ビーツ「君に幸せを」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
1969年2月のラストシングル。イントロから哀愁たっぷりのムードコーラス。
レオ・ビーツ「許しておくれ」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
「君に幸せを」のB面。こちらもムードコーラスだが、A面よりかはビートが効いている。
ピーターズ「愛のセレナーデ」(作詞:大日方俊子 作・編曲:すぎやまこういち)
1969年8月の1枚目シングル。ギターのアルペジオ奏法が使われている。
ピーターズ「白い荒野」(作詞:大日方俊子 作・編曲:すぎやまこういち)
1969年11月に出た2枚目シングル
「虹のキャンドル」(作詞:大日方俊子 作・編曲:すぎやまこういち)
のB面曲。オーケストラをバックにしたマカロニ・ウエスタン調の曲。転調後の疾走感が心地よい。
ザ・ビーバーズ「泣かないで泣かないで」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
1968年12月発売の5枚目シングル。クラシカル調のデュエット歌謡。この曲はもともとスパイダースが録音してお蔵入りしていた。
ザ・ワンダース「霧と恋」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
尾崎紀世彦が在籍していたグループの1967年10月発売の2枚目シングル。クラシカルなムードコーラス。
ザ・ダイナマイツ「ユメがほしい」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1968年4月発売の2枚目シングル。ピッチカットとグロッケンをあわせた伴奏部分がいかにもすぎやま節。
フランツフリーデルとブルーファイア「夕陽のはてに」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
1967年9月発売の唯一のシングル。冒頭イントロのストリングスの部分はいかにもすぎやま節。歌メロに入る前の半音階昇降は、「ユメがほしい」などにも出てくるパターン。
ザ・タックスマン「ヨットと少年」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:川口真)
1968年10月発売の3枚目シングル。年上の女性への思慕を表現した美しいバラード。
ジャガーズ「いつか誰か」(作詞:阿久悠 作・編曲:すぎやまこういち)
1970年5月リリースのラストシングル。大阪万博の歌謡フェスティバル用に作られた曲。
ジャガーズ「フェニックス(不死鳥)」(作詞:阿久悠 作・編曲:すぎやまこういち)
「いつか誰か」のB面。イントロからのピッチカット奏法のアレンジはいかにもすぎやま節。途中3拍子から4拍子にかわりテンポアップする曲構成。
ヴィレッジシンガーズ「素敵な恋人」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
ソニー移籍後に発売されたミニベストの作品。ミュージカル風といった感じの曲。
夏夕介「愛と栄光の日々」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
オックスからソロとして独立した時のシングル。ドラマチックな曲。
山内賢「初恋の人」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:川口真)
時間が短い曲だが、イントロ、1番、間奏、2番まで中身はちゃんと詰っている。
☆歌詞が英語
歌詞が英語のすぎやま節が何曲かある。英語だけに洋楽の要素が入っている。エミージャクソンの1966年に出た
「天使のいたずら」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
のB面の
「ワン・ウェイ・キッス」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
などがある。
☆ボサノヴァ歌謡
橋幸夫「女性論(帚木)」(作詞:千家和也 作曲:すぎやまこういち 編曲:あかのたちお)
企画物のアルバム“源氏物語”内の曲。友人達が集まって女性論を戦わす。
ダ・カーポ「哀しい言葉」(作詞:千家和也 作曲:すぎやまこういち 編曲:船山基紀)
1976年8月のアルバム“道知辺”の中の曲。このアルバムは10曲中9曲が榊原夫婦の広子作詞、まさとし作曲の作品で、なぜか1曲だけが千家和也作詞、すぎやまこういち作曲という構成。
ルート?1「大学ノートサンバ」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
レオビーツの後身であるルート?1の1970年シングル「大学唄い込み」のB面曲。歌詞がA面とほとんど同じというかわったシングル。大学名を並べたダジャレのでたらめな歌詞だが、曲の方はボサノバの秀作。
カコ&こういち「男の子と女の子の唄」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
1969年12月のシングル。歌手のこういちとは、なんとすぎやまこういちである。詳細は不明だが、ラジオ番組でのレコードの可能性がある。カコはおそらく伊集加代子だと思われる。
英亜里「札幌のあのひと」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
歌メロ冒頭から出てくる同一音の5連続がモチーフとなって展開されている。
☆スキャット歌謡
ピオニーズ「パッパパパラ」(作詞:林春生、森尚明 作・編曲:すぎやまこういち)
歌はピオニーズという謎の女性デュオ。冒頭から♪パッパパパラ・・・と爽快なスキャット。
☆タンゴ歌謡
はつみかんな「乙女の季節」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
はつみかんなは、しばたはつみの旧芸名。その16才時のデビューシングル。
☆プロ野球応援歌
ILYS(アイリス)「VICTORY ROAD〜ヤクルトスワローズのテーマ〜」
(作詞:伊藤アキラ 作曲:すぎやまこういち 編曲:田辺信一)
1978年のヤクルト優勝間近にレコードが発売された。神宮球場でヤクルト勝利の時、ヒーローインタビュー後に流れていた。
☆クラシック引用
トロワ「美しきひと夏」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
1978年シングル。ブラームスの交響曲第3番〜第3楽章の引用。
☆ガロ「姫鏡台」(作詞:山上路夫 作曲:すぎやまこういち 編曲:大野克夫)
1974年4月のシングル作品。奇妙な琴の音を使った東洋音楽風。
☆梓みちよ「第一反抗期」(作詞:尾中美千絵 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
1970年の企画ものアルバム“退職願い〜ナツコの結婚”の中の作品。クラシカルな曲。
☆あべ静江「さよならの街で」(作詞:喜多条忠 作・編曲:すぎやまこういち)
1974年のアルバム“愛のかたち”の中の作品。イントロから哀愁ただよう曲。
☆いそむらじゅん「ひとりぼっちの砂丘」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
かなりのマイナー度のいそむらじゅんの1971年シングル。歌の最終部分とフェイドアウト部分が「愛は道化芝居」に似ている。
☆伊東きよ子「リンゴの花咲くころ」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:森岡賢一郎)
1967年作品。伊東きよ子のセカンドシングル。微妙な乙女心を歌い上げた絶品と賞される。イントロが「熱い恋」のイントロと似ている。
☆伊東きよ子「涙のびんづめ」(作詞:寺山修司 作曲:すぎやまこういち 編曲:クニ河内)
1969年作品。寺山修司が作詞。素朴な感じのする曲調。
☆上田知華+KARYOBIN「MEMORY」(作詞:康珍化 作・編曲:すぎやまこういち)
弦楽四重奏とピアノによるバンドの上田知華+KARYOBINのサードアルバム内の曲。
☆柏原よしえ「ひとりごと」(作詞:岡田冨美子 作・編曲:すぎやまこういち)
1981年のアルバム“ハローグッバイ”の中の作品。クラシカルな曲。歌冒頭が、「そして伝説へ」に出てくるメロディラインと同じ。
☆片平なぎさ「ぬくもり」(作詞:及川恒平 作・編曲:すぎやまこういち)
1976年5月のシングル。♪あなたのほしいものなんですか♪というインパクトあるクラシカルなフレーズを冒頭や途中に入れ込んだ曲。
☆勝彩也「人恋しくて物悲しくて」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
タイトルのわりに勇ましいクラシカルな曲調。
☆加藤登紀子「愛のデュエット」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
1969年9月のシングル。前半が「君の誕生日」に似ている。
☆加橋かつみ「帰らない夏」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
歌の冒頭のメロディがアレフガルトと音の並びが同じで、「夢のファンタジア」のイントロと似ている。
☆加橋かつみ「男と女」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
アルバム“FAR AWEY”内の曲。ワルツにおけるすぎやま節。
☆英亜里「愛と死」(作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:山屋清)
企画物のアルバム英亜里日本名作の旅”春琴抄”内の曲。ワルツにおけるすぎやま節。
☆上條恒彦「花の結婚式」(作詞:土井大助 作曲:すぎやまこういち 編曲:前田憲男)
すぎやま作品で結婚式といえばドラクエ5の壮大な結婚ワルツが思い浮かぶが、これは二人きりのちっぽけな結婚式の曲。
☆黒木憲「夢二の絵に似た女」(作詞:山口法三 補作詞:若杉雨生 作曲:すぎやまこういち 編曲:森岡賢一郎)
週間明星募集歌。メロディでは、ドレミファソラシド音階のファが使われてなく、演歌のテイストが出ている。また、「泣く子はどこの子」と同じ節があり似ている。
☆黒沢年男「海の子守歌」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:筒美京平)
まずイントロで、ドラクエ6の船の音楽の一節と同じ所がある。そして歌に入って今度は、風来のシレンの憩いの町の一節と同じ所がある。
☆黒沢年男「夜の浜辺」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
1971年アルバム“アタック・ザ・サン”内の曲。笛の伴奏ですぎやま節が出てくる。
☆西郷輝彦「ひとこと言わせてもらえたら」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
アルバム“オリジナル72”内の曲。ユニークな一品。
☆城みちる「チルチルみちる」(作詞:川口文 作曲:すぎやまこういち 編曲:あかのたちお)
歌謡曲のシングルにしてはユニークなタイトル。メーテルリンクの童話劇青い鳥の登場人物と城みちるがかけてあるのは言うまでもない。
☆城みちる「りんごの木の下で」(作詞:有馬三恵子 作曲:すぎやまこういち 編曲:あかのたちお)
1974年のアルバム“プレゼント3”内の作品。ハイスパンキーの「リンゴの樹の下で」とは全くの別物。
☆ハイ・スパンキー「リンゴの樹の下で」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1971年8月のシングル。城みちるの「りんごの木の下で」とは全くの別物。
☆白鳥英美子「風のくちづけ」(作詞:及川恒平 作・編曲:すぎやまこういち)
1982年アルバム“LADY”内の曲。対位する2つのメロディが同時進行していく曲。それを白鳥英美子が一人二役でレコーディングした。
☆杉山美奈子「雨のハーバーライト」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
杉山美奈子はすぎやまこういちと名字が同じだがなんら関係なし。高校1年でヤマハジャズフェスティバルで優勝した時の審査員すぎやまこういちの目にとまり3年間の特訓を受けたという。
☆菅原やすのり「出会い」(作詞:及川恒平 作曲:すぎやまこういち 編曲:馬飼野康二)
1983年のアルバム曲。歌の出だしがドラクエ2エンディングテーマ「この道わが旅」と全く同じ。一瞬おやっと思ってしまう。
☆田原俊彦「神様お願い」(作詞:岩谷時子 作・編曲:すぎやまこういち)
アルバム“メルヘン”内の曲。ほとんど語りのBGMだけで、歌ちょっとだけという企画もののアルバムならではの曲構成。
☆田原俊彦「待ってておくれ」(作詞:岩谷時子 作・編曲:すぎやまこういち)
アルバム“メルヘン”内の曲。イントロ、間奏、終奏部分のバロック調はいかにもすぎやま節。
☆田原俊彦「メルヘン・メッチェン」(作詞:岩谷時子 作・編曲:すぎやまこういち)
アルバム“メルヘン”内の曲。企画もののアルバムではあるが、その中においては歌謡曲よりな曲。マンドリンのトレモロ奏法が使われている。
☆千葉紘子「恋する女に悔いはない」(作詞:阿久悠 作・編曲:すぎやまこういち)
1971年デビューシングル。歌冒頭の♪あの恋・・のメロディラインがモチーフとなって展開されている。そしてその後メジャー転調するところがとても心地よい。
☆チャコとヘルス・エンジェル「嘆きの指輪」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:あかのたちお)
1974年、ラストシングル。花の首飾りへのオマージュ作品。
☆チャコとヘルス・エンジェル「涙のアベマリア」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:あかのたちお)
1975年のサードアルバムにしてラストアルバム「ヤングアイドルチャコvol.3」内の作品。マンドリンのトレモロ奏法が印象的な曲。
☆橋幸夫「雨のロマン」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1968年6月シングル。この曲、ヒデとロザンナのアルバム“愛の伝説”に語りに乗せたBGMとしても収録されている。
☆橋幸夫「ゆきずりの恋」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
1970年に発売された橋幸夫歌手生活10周年アルバム“12の愛を歌う”内の曲。アコーディオンをからませたアレンジ。
☆尾藤イサオ「ちぎれた涙」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:森岡賢一郎)
失恋の痛手を唄ったスローロック調。サビは「君と離れても」に似ている。
☆ビリーバンバン「青春の道程」(作詞:かわむら晃一 作・編曲:すぎやまこういち)
1976年シングル。青春のみちのりと読む。最後のサビメロにたどりつくまでのメロディがなかなか凝っていて歌うのも難しい曲。
☆ビリーバンバン「海の見える部屋」(作詞:林春生 作・編曲:すぎやまこういち)
アルバム内の作品。イントロが「星物語」と同じ。
☆フォーリーブス「恋するジャック」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1969年3月シングル。昭和初期歌謡のようなメロディがありつつも、GS風でクラシカルな曲。
☆布施明「船出」(作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:森岡賢一郎)
1970年4月のアルバム“布施明ダブルデラックス”の新曲コーナーという項の作品。二人の新しい人生の船出の曲。
☆ペドロ&カプリシャス「手紙」(作詞:麻生香太郎 作曲:すぎやまこういち 編曲:あかのたちお)
1975年の高橋真梨子が在籍していた時のシングル。長調の曲だが、終わりの音がドレミファソラシド音階でいうドではなくミになっている。
☆堀内美紀「熱い恋」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
マカロニウエスタン調の曲。前半のメロディが後半には伴奏となって出てくるアレンジがされている。
☆堀内美紀「さらば恋の日」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
1969年シングル。キンチョールのCMソングで使われた。
☆マリーネ・ミッシェル「お兄さまだと思ってた」(作詞:やおいやすこ 作・編曲:すぎやまこういち)
歌っているマリーネ・ミッシェルは、ウイーン生まれで、ユニチカの水着やトヨタスのプリンターのモデルとしても活動した外国人タレント。
☆三田明「ふれあい」(作詞:阿久悠 作・編曲:すぎやまこういち)
1970年7月シングル。「君だけに愛を」のように、スローテンポのクラシカルな曲調からアップテンポして本メロディに入っていくパターン。そして、歌メロ冒頭の、Dm→DmMaj7→Dm7→Dm6のコード進行が、「僕のマリー」の歌メロ冒頭のコード進行と同じパターン。
☆森田健作「花びらの青春」(作詞:山口ゆき子 補作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち 編曲:有明春樹)
雑誌“平凡”の募集歌。サビメロへ入っていくメジャーからセブンスへのコード進行のところが、「希望のふるさと」の同に似ている。
☆矢吹健「オロロンの唄」(作詞:有馬三恵子 作曲:すぎやまこういち 編曲:福井利雄)
オロロン鳥とは、群生して鳴く声がオロロン・オロロンと聞こえるところからオロロン鳥とも云う。腹が白く、頭、背中は黒い。小型のペンギン鳥のようにも見えるといい、主に小魚を常食としている。
☆矢吹健「南の国の物語」(作詞:有馬三恵子 作・編曲:すぎやまこういち)
どこの南の国なのかわからないが、自然の神秘的なイメージのする曲。メジャーへ部分転調するところが心地よい。
☆由紀さおり「季節風」(作詞:千家和也 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
1975年1月シングル。景山美紀の「季節風」とは全くの別物。
☆景山美紀「季節風」(作詞:里中満智子 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
1976年シングル。講談社「コミックス・ミミ」よりと記載されているが、イメージソングか何なのかは不明。由紀さおりの「季節風」とは全くの別物。
☆吉永小百合「坂道のクラブ」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
1968年6月シングル。イントロが、レオビーツ「別れの歌」の間奏に似ている。
☆「涙のギター」
スプートニクスによる演奏のインストゥルメンタルがヒットした曲。尾藤イサオらが歌謡曲としても歌っていた。エレキサウンドでありながら、サビメロは日本的な雰囲気がする。これと同じようなメロディが「時の子守歌」の中間部分にも使われている。
☆「タンポポ舞う頃」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
オーディオ交響曲にて伊集加代子が歌っている作品。特に間奏部分ではすぎやま節の真骨頂。またこの曲は白鳥英美子(トワエモア)の作品にもなっている。
☆番組テーマ音楽
「ザ・ヒットパレード」(作詞・作曲:すぎやまこういち)
すぎやまこういちがディレクターとして手掛けた番組で、自らこのテーマ曲も作った。
「ドレミファドンのテーマ」(作詞:福地美穂子 作・編曲:すぎやまこういち)
1976年から1988年まで放映された音楽クイズ番組のテーマソング。石川ひとみが歌ったものなど幾つかのパターンがある。
☆御当地ソング
中尾ミエ「全菓博の歌」(作詞:福地美穂子 作曲:すぎやまこういち)
1968年6月6日から6月17日まで札幌市大通公園で開催された第17回全国菓子博覧会のイメージソング。レコードの解説に、この曲をゴーゴーやジェンカで楽しく踊りましょうと書かれている。
デューク・エイセス「くまのオレンジ」(作詞:田中邦夫 補作詞:林春生 作曲:すぎやまこういち 編曲:葵まさひこ)
くまのオレンジとは、その昔三重県熊野市の観光開発事業により建設されたホテルの名称。これはどうやらそのイメージソングと言ったところか。
デューク・エイセス「おわせサンポート」(作詞:田中邦夫 補作詞:林春生 作曲:すぎやまこういち 編曲:葵まさひこ)
「くまのオレンジ」のB面の曲。こちらはいかにもイメージソングといった明るい曲。
☆町民の歌
「ふれあいの町」(補作詞監修:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち)
栃木県野木町の賛歌。1985年3月30日に制定された。
☆芸術祭
田代美代子「一筋の道を歩くなり」(作詞:武者小路実篤 作・編曲:すぎやまこういち)
昭和45年度芸術祭参加の“道をひらく”というLPに収録されている。「タンポポ舞う頃」と同じ部分がある。
三田明「さまざま」(作詞:松山陽洲 作・編曲:すぎやまこういち)
これも“道をひらく”というLPに収録された作品。冒頭から出てくるコード進行パターンがすぎやま節で、ミュージカル“白雪姫と7人のこびと”の「生きているっていうことは」に似ているところがある。
☆ミュージカル
◇ぼくのピエロ
子門真人「みんなサーカス」(作詞:山口洋子 作曲:すぎやまこういち 編曲:小六禮次郎)
第8回西友ファミリー劇場“翔べイカロスの翼 ぼくのピエロ”の主題歌。吹奏楽主体の曲で、ディキシーランドジャズの要素も含んでいる。チャープスがコーラスで参加している。
◇むかしむかしのかぐや姫
由美かおる「夢見るかぐや姫」(作詞:及川恒平 作・編曲:すぎやまこういち)
ファミリーミュージカル“むかしむかしのかぐや姫”の主題歌。いくつか和楽器が使われていて、ドラクエ3のジパングと同じパターンの伴奏も出てくる。
「何がしあわせ」(作詞:及川恒平 作・編曲:すぎやまこういち)
フォーク調の曲。途中、短調へ転調する部分は実にいい味が出ている。
「おねがいだから」(作詞:及川恒平 作・編曲:すぎやまこういち)
日本の音階である陰音階と陽音階が使われている。
「別れの歌」(作詞:及川恒平 作・編曲:すぎやまこういち)
かぐや姫が月へ帰って行くエンディングシーンの曲。最後はさよならの応酬。
◇白雪姫と7人のこびと
「カピタラベソッチョ」(作詞:石原信一 作・編曲:すぎやまこういち)
劇団飛行船のぬいぐるみミュージカルの主題歌で、オープニング、中間部、エンディングで使われた。声、歌で増山江威子、熊倉一雄らが出演。
熊倉一雄「チェジィの昔語り」(作詞:石原信一 作曲:すぎやまこういち 編曲:あかのたちお)
フォーク調の曲。勇ましい曲調にアレンジされた劇中BGMとしても登場する。
増山江威子「生きているっていうことは」(作詞:石原信一 作曲:すぎやまこういち 編曲:服部克久)
冒頭から出てくるセブンスの4連続のコード進行が軸となっている曲で、そのパターンが移調して繰り返し出てくる。
増山江威子・富山敬「不思議な昼下り」(作詞:石原信一 作曲:すぎやまこういち 編曲:小六礼二郎)
実質この曲がメインテーマといってもよいだろう。劇中BGMとしてもいろいろ出てくるほか、アレンジを変えた異名同曲の歌として出てくるのが、「人は愛なのか」と
増山江威子「あなたは風」(作詞:石原信一 作曲:すぎやまこういち 編曲:小六礼二郎)。
◇だから青春
アン真理子「だから青春」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
労音ミュージカル“だから青春”の主題歌。シングルとしても発売。歌前半の弦楽器の伴奏に出てくる16分音符の同音連打はいかにもすぎやま節。
植木浩史「すばらしい青春」(作詞:加藤盟 作・編曲:すぎやまこういち)
こちらもシングルとして発売された。フォーク調の爽やかな曲。植木浩史は植木等の息子で、のちに比呂公一と改名。
植木浩史「離ればなれのふたり」(作詞:天道勝己 作・編曲:すぎやまこういち)
「すばらしい青春」のB面に収録された曲。イントロと歌メロ終息部分に出てくるG→Gmのコード進行パターンは、ドラクエ2の遥かなる旅路にも出てくる。
◇そんごくうの大冒険
「心がジャンプ」(作詞:森雪之丞 作曲:すぎやまこういち)
1977年に行われたファミリーミュージカル“マチャアキのそんごくうの大冒険”の主題歌で、オープニングとクロージングで使われた。堺正章、堀江美都子らが出演。
堀江美都子「心の童話」(作詞:森雪之丞 作曲:すぎやまこういち)
コミカルソングが多いそんごくうの中でひときわ目立つ正統派ソング。
◇シンデレラ
「シンデレラのワルツ」(作詞:及川恒平 作曲:すぎやまこういち)
劇団銀河鉄道のぬいぐるみミュージカルの主題歌。ドラクエ5で「結婚ワルツ」としても使われた。また歌詞も、酷似した内容でルーラが歌ったヴォーカルヴァージョンの「結婚ワルツ」に使われた。
☆子供向け番組で真価を発揮するすぎやま節。
子門真人「今日もピカピカ」(作詞:岡田富美子 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘)
テレビアニメ「まんがことわざ事典」の主題歌。こんなアニメがあったとは知らなかった。バロック調のイントロがマイナー転調して歌に入るのがいい感じ。まさに曲全体の展開がすぎやま節だろう。
藤浩一「リトル・サッカー」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
1973年、名古屋テレビの番組ブンブンバンバンでの歌。藤浩一は、子門真人の旧芸名。マーチを基調として、転調をからませながら試合進行の様子をあらわしている。歌詞の中で、キック、ジャンプ、キック、アウトの4箇所の部分は、実際メロディでないセリフ的歌い方をしている。
「ポレミファソラシポ」(作詞:堀俊彦 作・編曲:すぎやまこういち)
詳細不明のポレポレ家族のポレポレの唄。記載が無いが、メインボーカルは子門真人で間違いない。吹奏楽の部分からエレキギターの部分まで、場面転換がいかにもすぎやま節。
「へんしんたいそう」
1972年、おはようこどもショーでの歌。曲調がめまぐるしく変わる。
「あの日のスターは今何処」(作詞:森雪之丞 作・編曲:すぎやまこういち)
1977年、おはようこどもショーの歌。なんとヴォーカルがすぎやまこういち。なぜすぎやまこういちが歌っているのかが謎である。
「夢みるマンボウ」(作詞:細の直紀 作・編曲:すぎやまこういち)
おはようこどもショーの歌。かっこよくなりたいマンボウの哀愁が曲に表れている。歌に入る手前のイントロ9小節目がすぎやま節。
桜井たえこ「あの子」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
1977年3月、おはようこどもショーの歌。歌っている桜井たえこは、朝倉理恵の本名。
ビッグマンモス「星物語」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
フジテレビ「ママとあそぼうピンポンパン」の歌。歌っているビッグマンモスというのは、番組専属の小中学生の少年グループ。彼らの作品には、子供向けでありながら豪華作家陣が担当しており、この曲もGS等で数々の名曲を作ったすぎやま&橋本コンビが担当。
ザ・タイガース「星のプリンス」(作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち)
に雰囲気が似ている。
ビッグマンモス「青空特急」(作詞:石原信一 作・編曲:すぎやまこういち)
「ママとあそぼうピンポンパン」の歌。まさにタイトルにピッタリの明るくリズミカルな曲だが、途中、哀愁のただよう部分もある。トランペットとエレキギターが上手く合わさったアレンジ。
宮城まり子「めもわーる」(作詞:有馬三恵子 作・編曲:すぎやまこういち)
TBS系で1976年から2年半放映されたアニメ「まんが世界昔ばなし」のエンディング(2種類目)。笛の伴奏ですぎやま節が出てくる
水木一郎「ダッシュ!マシンハヤブサ」(作詞:保富康午 作・編曲:すぎやまこういち)
1976年に放映されたテレビアニメ「マシンハヤブサ」の主題歌。こんなアニメがあったとは知らなかった。スピード感あふれる曲。歌の終わり部分がすぎやま節。
堀江美都子「あそぼう」(作詞:田沼勝美 作曲:すぎやまこういち 編曲:小六禮次郎)
毎日放送系で1975に放映された原始人の子供が主人公のアニメ“クムクム”の挿入歌。こんなアニメがあったとは知らなかった。クラシカルな曲でドラクエの街の雰囲気もある。
堀江美都子「サウルスくん」(作詞:木島始 作曲:すぎやまこういち 編曲:あかのたちお)
“クムクム”のエンディングテーマ。
☆杉田かおる「雨だれピンポン」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
杉田かおるといっても子役時代の杉田かおる。ビクターが劇団若草の子役と提携した“チビッ子スパークシリーズ”という企画のレコード「見ちゃった聞いちゃった」のB面曲。
☆杉田かおる「小犬が死んだ」(作詞:杉田かおる(補作:千家和也) 作曲:すぎやまこういち 編曲:土持城夫)
こちらも“チビッ子スパークシリーズ”の内の一曲。杉田かおるが作詞まで手掛ける張り切りぶり。タイトルからして悲しい曲ながらも、名前の由来を説明する展開部では、メジャー転調により、楽しかった小犬との日々を思い浮かばせる。またその部分の歌詞の、「英語では」と、3箇所の「ハーフ」が、実際メロディでは無いセリフ的歌い方になっている。これは子役が歌うすぎやま作品によく出てくる。
☆水野哲「ぼくの三輪車」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
“チビッ子スパークシリーズ”の一曲。ラグタイムやデキシーランドジャズの要素が入った楽しい曲。途中でがらりと短調へ場面転換するところがいかにもすぎやま節。歌詞に霊柩車という言葉が入ってるのも珍しい。歌っている水野哲は子役として活躍していた。現在も音楽活動中。
☆関口奈保美「泣く子はどこの子」(作詞:千家和也 作・編曲:すぎやまこういち)
“チビッ子スパークシリーズ”の一曲。歌メロでは、ドレミファソラシド音階のうちのファが使われてなく、素朴で日本的なイメージがする。
☆和田マリ「母さんは誰のもの」(作詞:千家和也 作曲:すぎやまこういち 編曲:筒井広志)
“チビッ子スパークシリーズ”の一曲。歌メロの最後の部分がわらべうたのようなメロディ。
☆和田マリ「わたしの秘密」(作詞:千家和也 作曲:すぎやまこういち 編曲:筒井広志)
「母さんは誰のもの」のB面曲。手拍子ありのダンスミュージック風。
☆スティーブン・トート「キノコのパパ」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
1971年4月作品、外人の子供が歌っている。歌メロの出だしが、ドラクエ4の街の出だしのような同一音の連続のパターン。
☆スティーブン・トート「やきもちやきのぼくだから」(作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
「キノコのパパ」のB面。外人だけに洋楽が入っているかという感じ。
☆あたらしいこどものうた
大和田りつこ「みどりの孤島の伝説」(作詞:津坂浩 作曲:すぎやまこういち)
子供に歌わせたい、聴かせたい、一緒に歌いたい名曲の宝庫という“あたらしいこどものうた”というレコードに収録された曲。このレコードは、1981年5月14日、日本作曲家協議会主催で開かれた同名のコンサートのライブ・レコード。さてこの曲であるが、イントロ、特に間奏部分がいかにもすぎやま節。
☆歌の贈りもの
音羽ゆりかご会「おばあちゃんいつまでも」(作詞:津坂浩 作曲:すぎやまこういち 編曲:湯野カオル)
音羽ゆりかご会60周年記念CDに収録されている曲。
子鹿物語
NHKで放映されたアニメ。音楽はただ画面の動きに合わせていくというのではなく、主人公の心の動き、大自然や環境の描写といった方向に力点が置かれている。
主題歌は、
戸田恵子「ハロー・トゥモロー」(作詞:山川啓介 作・編曲:すぎやまこういち)で、
エンディングは、
高梨雅樹「空から星がおりてくる」(作詞:山川啓介 作・編曲:すぎやまこういち)。
インターミッション・ソングに、
小坂忠「マイ・ボーイ」(作詞:山川啓介 作・編曲:すぎやまこういち)、
東京放送児童合唱団「空を見たかい?」(作詞:山川啓介 作・編曲:すぎやまこういち)、
高梨雅樹「いつかぼくの海へ」(作詞:山川啓介 作・編曲:すぎやまこういち)などがあり、
BGMに、
「ジョディのテーマ」(「空を見たかい?」アレンジBGM)
「子鹿フラッグのテーマ1」
「フォダウィングのテーマ」
「スルーフットのテーマ」
「バクスター家の情景」(「マイボーイ」アレンジBGM)
「子鹿フラッグのテーマ2」
「きびしい自然」
「母鹿の死」
「哀しみのジョディ」(「空を見たかい?」アレンジBGM)
「フロリダの雪」
「ふたたび春が」(「いつかぼくの海へ」アレンジBGM)・・・・・・などがある。
ダイの大冒険
このアニメには、ほとんどドラクエ音楽のアレンジヴァージョンが使われているが、この曲はオリジナル。
☆「エアリーズ」
すぎやまこういちと密接な関係にあるという東京ブラスアンサンブルの演奏。タイトルはすぎやまこういちの生まれ年が牡羊座であることからの命名だそうだ。曲の方だが、冒頭に現れるシンコペーションのリズムを含んだ力強いテーマと、中間部でピッコロトランペットが奏するドラクエ2のルビスの守りにも似たカンタービレなメロディとが、重要なモチーフとなって組み立てられている。各楽器の組み合わせにによる音の対比がおもしろく、音の積み重ね方も独特のすぎやま節。ドラクエ1の洞窟のメロディも出てくる。
☆「パドック・マーチ」
馬のイメージで作られたマーチ。
☆「アリゲーター・マーチ」
ややポップスらしさを前面に出しているマーチ。さらにメロディにはブルーノートなどが見え隠れしている。
☆京の四季〜風の予感〜
1985年フジテレビ製作のビデオで流れている音楽。ドラクエ4の「海図を広げて」が使われていたりする。
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☆映画音楽
◇サイボーグ009(超銀河伝説)
テレビ版とはまた違う音楽。クロスオーバー、あるいはヒュージョンといった要素の入った曲がある。
「プロローグ 神聖なる宇宙」
「サバのテーマ」
「悲しみのアルベルト」
「誓いの戦士たち」
「女王タマラのテーマ」
「友情」・・・・・・などがある
◇シリウスの伝説
サーカス「愛のカンタータ」(作詞:山上路夫 作・編曲:すぎやまこういち)
1981年サンリオ映画の作品のオープニングで流れる歌で、シングルでは「時よゆるやかに」のB面。
ドラクエ4のエレジーと似ている。
冒頭がドラクエ5の空飛ぶ絨毯と同じ。途中からはドラクエ4の馬車のマーチ風の伴奏。
ドラクエのラストダンジョン系に出てくるような曲。
◇地獄の蟲
1979年の作品。終盤がドラクエ4の戦闘と同じ。ただしそれと比べるとテンポは遅くおとなしい。
ドレミファソラシド音階のうちのファが使われてない日本的なメロディが主体の曲。
桑原野人「地獄の蟲」(作詞:なかにし礼 作・編曲:すぎやまこういち)
主題歌。
☆ゲーム音楽
◇風来のシレン
「シレンのテーマ」
のモチーフが
「杉並の旧街道」、
「天馬峠」
などいろんな曲に使われている。
メロディでは、ドレミファソラシド音階の中でファが使われてなく、和風なイメージが出ている。また、「海の子守歌」と同じ節がある。
◇トルネコの大冒険「くつろぎの家」
トルネコの村で流れる曲。同じメロディが移調して繰り返される。
◇半熟英雄
まさにすぎやま節満開のマーチ。
ドラクエ6のレクイエム風。
冒頭が、ドラクエ6の「空飛ぶベッド」の最初やドラクエ2の街のスーファミ版で新たに追加された部分の最初と同じようなメロディ。それが短調のパターン
ドラクエ1のローラ姫を助けた時の音楽と似たフレーズがある
スピーディな木琴が鮮やか
◇モノポリー
すべて弦楽四重奏による曲
「トロフィーを手に」
◇46億年物語
ドラクエにたとえるならレクイエムにあたる曲。提示されたシンプルなメロディが、展開部では、それのいわゆる裏返しの旋律となってバスの低音で提示され、いろいろと発展して行っている。
ドラクエにたとえるならフィールドにあたる曲。勇ましいマーチ。
村のテーマ曲。
◇赤川次郎の幽霊列車
ペンタスケールの素朴で日本的なメロディ。
ドラクエ5の「哀愁物語」に似たメロディ。
◇テトリス2+ボンブリス
ドラクエ5のカジノをほうふつとさせる。
正式に曲タイトル化はしていない。オープニングの曲。
テトリスの曲はパズルが降下していくイメージを出している。
バロック調の曲。
◇バックギャモン「デモンストレーション&マッチプレイ」
ファミコンディスクシステムのゲーム。ドラクエの街のイメージがある。
◇アンジェラス
エニックスのパソコンゲーム。ポップな曲。
神秘的なイメージの曲。
曲の最初から最後まで一定の高音アルペジオが流れている。
ドラクエモンスターズの「楽しい出逢い」に似ている。
まさにハードなスピード感あふれる曲。
バス音の進行が半音づつ下がっていくパターン。
ドラクエ3のほこら、ドラクエ5の「さびれた村」、ドラクエ9の「せつなき思い」をほうふつとさせる。
◇ジーザス「鎮魂歌」
ドラクエ2のレクイエムタイプ。
◇ウイングマンスペシャル「夏の海の思い出」
湘南ポップスのイメージで作られた。
◇ウイングマン2
勇ましい曲調から心地よくメジャー転調するパターン。
同音5連打パターンはドラクエ2や3の戦闘にも出てくる。
魔法騎士レイアースの歌もの「無限のラビリンス」に使われた。
◇スターコマンド
2声の高速アルペジオを使った伴奏はいかにもすぎやま節。
ボサノヴァのスタイルを基調にした曲。
広大な暗黒空間の持つ冷たさと温かさが微妙に共存している不思議な印象の曲。
潜入捜査の場面で流れる曲。
トランペットの独奏が悲しくも美しいエレジー。
ドラクエ8の洞窟と同じ節。
競馬のG1ファンファーレ風から始まる壮大なオーケストラによるエンディング曲。
◇ガンダーラ
東洋的な感覚を持った曲。
中国風のペンタスケール。
仏陀の戦士に似た曲。
◇ワールドゴルフ2
エニックスのパソコンゲーム。トリルがいかにもすぎやま節。
ボサノヴァ調の曲。
ドラクエの「序曲」のイメージが出ている。
☆CM音楽
小梅ちゃんシリーズ「ロッテ小梅」
他、1000曲以上作曲している。
「ロッテ小夏」(歌:天地総子 作詞:田中美穂 作曲:すぎやまこういち)
小梅ちゃんのいとこにあたるキャラクター。
「キリンレモン」
サビ部分で、メロディが和音をそのままなぞって下降しているテクニックが使われている。このパターンは、ドラクエ5の妖精の村で流れる「街角のメロディ」の最後の方でも使われている。
「マイ・プラチナ」(歌:ザ・ハプニングス・フォー 作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
1968年に制作されたプラチナ万年筆のCMソング。
「チェリオの歌」(歌:中尾ミエ 作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
日本セブンアップ飲料株式会社。1966年CMソング全国のど自慢コンクールの参加CMソング。歌詞のビッグサイズという部分は実際はメロディではない台詞調。
「日本航空(企業編)」(歌:槇みちる 作詞:山川啓介 作・編曲:すぎやまこういち)
1979年発売のCMカーニバルというレコードに収録されているが詳細不明。小六禮次郎作曲の日本航空(海外編)というのも収録されている。
「ライオンチャーミー」(歌:藤浩一 作詞:電通 作曲:すぎやまこういち)
冒頭からのC→Am→B♭→G7のコード進行はいかにもすぎやま節といった感じがする。
「サロンパス」(歌:十田敬三 作詞:福岡彰男 作曲:すぎやまこういち)
久光製薬。フォーク調にまとめた曲。
「ニベアスキンミルク」(歌:前川陽子 作詞:荒井春代、二瓶紀六 作曲:すぎやまこういち)
ニベア花王の代表的な商品のCMソング。
「キンチョール」“シュコロキンチョール”
桜井センリのシリーズの一。1968年。
「キンチョーサッサ」(歌:堀内美紀 作詞:伊藤アキラ 作曲:すぎやまこういち)
最後のサーの部分、実際はポルタメント歌唱をしている。
「ロータリークーペの歌」(歌:布施明 作詞:橋本淳 作曲:すぎやまこういち)
マツダのファミリアロータリークーペ。スローテンポの曲調からスピード感あふれる曲調へ場面展開する。
「不二家LOOKチョコレート」(歌:布施明 作曲:すぎやまこういち)
初期はウォーカーブラザーズのヴァージョンが流れていた。
「ネスカフェ・プレジデント」 「ネスカフェ・プレジデント」 「ネスカフェ・プレジデント」
ヨーロッパの城で貴族がインスタントコーヒーを飲むというCMで流れる曲。そんな場面だけにドラクエの城にもピッタリの曲。いくつかヴァージョンがある。
「マスターブレンド」(作・編曲:すぎやまこういち)
マスターブレンドは、味の素ゼネラルフーズ(AGF)のコーヒー。
「不二家レモンスカッシュ」(歌:シンガーズスリー 作・編曲:すぎやまこういち)
セブンスコードで構成された曲。
「帝人バルック」“看板娘”
陸麗明が出演している。モチーフが転調したりと場面に応じた曲構成。
「まぎれなく恋」(歌:レモン・トリー 作詞:湯川れい子 作曲:すぎやまこういち 編曲:松任谷正隆)
ポカリスエットのCMソング。チェリッシュ版などいくつかヴァージョンがあるが、こちらは1981年5月発売のレモン・トリーのシングル版。
「ユーバン」(歌:伊東ゆかり 作詞:望田市郎、森尚明 作曲:すぎやまこういち)
この歌の終わりの♪ユ〜〜〜バン♪(レ♭〜シ♭ ラ♭ ソ♭〜)の一節がCMでおなじみ。この曲はそのフルサイズ版で、イントロの9小節がスーファミ版ドラクエ2の「パストラール〜カタストロフ」を思い起こす。ちなみにユーバンとは、味の素ゼネラルフーズ(AGF)のインスタントコーヒーの商品名。